高校生の大学進学率から定員割れ私立大学まで、大学の現状を調べました。
大学・短大への進学率は年々上がって、高校生の半数以上が進学する時代になりました。その一方で少子化がすすみ、日本の18歳人口は1992年の205万人をピークに、年々減少しています。
(文部科学省 学校基本調査より↓)
少子化で日本の18歳人口が減っているとゆうのに、大学数は増えています。なぜかとゆうと、1990年代、文部科学省が認可基準緩和をおこなったため、大学が作りやすくなり、空前の大学新設ラッシュがおこったのです。
によると、2006年の大学数は744校で、前年度より18校、10年前と比べると168校も多いのです。子供が減り大学が増えた。その結果『大学全入時代』になったのですね。
*大学全入時代=大学入学希望者数と定員数が同じ、または希望者数が下回る
大学の数が増えて、子供は減っているのだから、大丈夫なの?疑問に思っていたら、案の定、定員割れをおこしている大学が増えているのが現状。
大学全入は、あくまで「えり好みしなければどこかの大学に入れる」だけです。「全員が志望校に入れる」わけではありません。
最近の傾向として、一部の都心ある有名私大に志願者が集中しているます。一方で、地方大学で定員割れが進んでします。二極化ですね。
2006年に定員割れした私立大学は40.4%です。
そんなにも!!大学の経営は大丈夫なのでしょうか。
各大学では、生き残りをかけて、学部・学科を新設したり、ユニークな入試方法をとりいれたり、キャンパスを通いやすい都心にするなど、学生を集めることに必死になっています。
将来、大学教授になって働く職場として大学をみた場合、学生に人気のある大学のほうが将来性があっていいですよね。