トップページ > 大学教授になる方法 > 大学教授・研究者の経歴 > 武田邦彦
『ホンマでっか!?TV』など、マスコミ・講演会・本の執筆行でご活躍されている環境評論家、大学教授の武田邦彦先生の経歴をご紹介します。中部大学で教授をされていましたが、定年により特任教授になりました。
東京都出身。
都立西高等学校 卒業
東京大学教養学部基礎科学科 卒業
旭化成工業(現・旭化成)入社
工学博士(東京大学)取得
芝浦工業大学工学部 教授
名古屋大学大学院 教授(工学研究科マテリアル理工学専攻)
中部大学総合工学研究所 教授(大学院 工学研究科 機械工学専攻)
中部大学総合工学研究所 特任教授
以上、ウィキペディアより
簡単に説明しますと、
高校卒業
→ 大学卒業
→ 企業勤務
→ (工学博士 取得)
→ 大学教授
→ 特任教授
となっています。
疑問に思いませんか?武田先生は東京大学を卒業してすぐ企業に就職しています。しかし、大学院を卒業していないのに、工学博士を取得しています。
ギモンに思いませんか?
『大学院をでなくても博士になれるの???』
答えは、博士になれます!
大学院(前期・後期)を修了して博士号を取得する(課程博士)のが一般的ですが、大学院に通うことなく、企業などで研究して論文を書き、それが認められると博士号を取得することも可能です。(論文博士)
おそらく、武田邦彦先生は、企業に就職して企業の研究者として、論文を書き上げ、出身校である東京大学の教授陣に博士論文が認められたので博士号を取得したのだと思います。(論文博士)
武田先生がお若いころは、大学院進学者が少なく博士号を取得する人も少数でした。そこで、論文博士の制度を活用して博士号を取得した研究者が多くいました。ただし、現在では大学院進学率が高くなり、課程博士が圧倒的に多数です。
理工系学部の大学教員は、博士号を取得されている方がほとんどです。大学教員として採用されるのは、博士号をもっていないと厳しいのが現状です。これから、理工系学部に進学される方は、大学院を目指してくださいね。